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FASHION FRONTIER PROGRAM 2025 – エプソン社への訪問 –

セイコーエプソン社への訪問

FASHION FRONTIER PROGRAMのパートナー企業であるセイコーエプソン株式会社様のご協力のもと、

今年度のセミファイナリスト9名と昨年度の受賞者2名が、長野県にあるソリューションセンター富士見を訪問しました。



施設では、デジタル捺染技術の基礎から前後処理を含むプリント工程を実体験することを通じて、テキスタイル業界が抱える水資源の大量使用などの環境課題に対し、デジタル捺染技術がどのように環境負荷低減に貢献できるかを体験しながら学びました。

希望者は自身の作品への使用を検討している生地のサンプルを持参し、プリントによってどのような表現が実現可能か、セイコーエプソン社の方への相談を経て構想を膨らませました。

 

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また、印刷技術に留まらず、サステナビリティに寄与する新技術「ドライファイバーテクノロジー」についても学びました。

多様な素材を水使わずに解きほぐして繊維化するこの技術を用いて、廃棄物や原料をさまざまな製品に加工することで、環境負荷を大幅に抑えつつ新たな価値を生み出すことができます。

見学の後には講義も行われ、デジタル捺染技術が水資源保全、適量生産、クリーンな生産工程をどのように実現しているかを、実例を交えて学びました。

セイコーエプソン社のサステナビリティへの想いや貢献度の高さを肌で感じることができました。

 

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その後、発起人の中里氏により、自身のブランド「YUIMA NAKAZATO」におけるセイコーエプソン社の印刷技術を利用した制作について、講義が行われました。

講義では、中里氏がセイコーエプソン社とともに、叡智を結集した最新印刷技術の力をどのようにクリエイティビティの拡張へとつなげているのかが共有されました。

例えば、非常に薄いシルクオーガンジー生地で繊細なグラデーションを表現する試みなどの、これまで中里氏が生地の特性を活かした表現手法とデザインについて理解を深め、衣装デザインの進化を追求してきた取り組みが紹介されました。

 

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この一日で得た知識や体験は、参加者それぞれの創作に新たな視点をもたらし、

未来のインスピレーションやファッションにおける選択肢をより豊かにするヒントとなったことでしょう。

プリンティング施設ソリューションセンター富士見とは

 

デジタル捺染の研究開発を行うとともに、お客様のデザインを用いたテスト印刷や、デジタル捺染の特長であるクリーンでコンパクトな現場環境や、最適なワークフローを体験いただくことができます。

FFPではデザイナーの想いがつまった作品の完成に向けて、エプソンの技術者がプリント面で寄り添いながら、実現を目指していきます。

 

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本プログラムで学んだこと・得たこと

 

参加者の皆さんから、本プログラムの感想や学びについて伺いました。

 

 

ーー施設見学全体の感想を聞かせてください

 

「実際に現場を拝見して、最新技術が環境や労働といった問題にも向き合いながら進化していることを知り、

 今まで以上に素材や技術を選ぶことへの責任を意識するようになりました。

 技術者の方たちの研究に対する真剣な姿勢にも強い刺激を受けましたし、

 制作を考える上で「どんな未来に繋がっている技術なのか」を意識する大切さを実感しました。」

 

産業用水を大幅に抑制しつつ、生地本来の風合いを活かした美しいプリント技術を目の当たりにできたことは、大変貴重な経験となった。

従来のアナログプリンティングが大量生産を支えてきた一方で、インクの調合や刷版洗浄など多段階の工程を要し、時間的負荷や環境負荷が非常に大きいという実態を初めて具体的に知ることができた。」

 

「最先端の設備や技術を実際に目にすることができ、とても刺激的な見学でした。

 普段の制作活動では触れることの少ないプロセスや仕組みを知ることで、自分の表現の幅を広げる大きなきっかけになったと感じました。」

 

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ーー最も印象に残った点は何ですか

 

「施設内にはミシンなどの機器も置かれていて、実際に試しながら開発を進められる環境が整っていることも印象的でした。技術者の方たちの研究への真剣な姿勢や、新しいものを生み出そうとする意欲に強くリスペクトを感じました。」

 

「デジタルプリント技術の多様な表現方法が特に印象に残りました。

 布の質感や色彩を細やかに表現できることを知り、今までニットや織りで作ってきた作品とも組み合わせる可能性を感じました。特に技術を応用して裏表に違う表情のある布が作れるのがとても面白かったです。」

 

「実際にアナログ捺染の工場で働く人々の健康に影響を及ぼす可能性があるといったミクロな問題も存在することを講義の中で知った。
 ショップに並ぶ華やかな衣服の背後で、外部化された製造現場が汚染され、生活のために健康を犠牲にせざるを得ない実情は、日本でクリエイターを志す自分にとっても決して無関係ではないと痛感した。」

 

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そのほかにも、今後の作品づくりへの活用について、「デジタル捺染の特性を活用してヴィンテージ加工(あえて色を落とす)の様なデザイン表現を行いたい」、「素材を一度圧着させてからプリントしていた例から着想を得て、テクスチャーを出しながらプリントするとよくなりそうだ」といった具体的なアイデアも生まれました。

 

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 FASHION FRONTIER PROGRAM (FFP)

 Website:https://ffp.jp/

 Instagram:@ffp.jp

 パートナー企業:セイコーエプソン株式会社、株式会社ゴールドウイン、株式会社 大丸松坂屋百貨店、YKK株式会社

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