
「レシートはご入用ですか?」世界で毎日のように問いかけられているこの言葉に対して「いらないです。」と答える人が一定数いる。私は、この当たり前になっている生活の一部に対して大きな疑問を抱いている。我々人間は記憶や思い出、自己情報を異常に大切にする動物なのに何故1番身近にある記憶を湯水の様に垂れ流すのか。この問題をファッションを通し表現した。記憶の終着点、脳をイメージしたシルエットに感熱紙であるレシートの特性を活かしオプ・アートのように視覚的に訴え掛けたり、私の記憶の中にある映像を浮かび上がらせるなど目には見えない【記憶】というものを私なりに表現した。
素材: レシート(感熱紙)、寒冷紗
Hair and Makeup by Taro Kobayashi and Nozomi Onda for SHISEIDO
Yudai Yamamoto 山本勇大
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