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講師/テーマ
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講師:タラ・モーリス 氏 (Coachtopia サーキュラー・デザイン・ストラテジスト)
テーマ:「循環型ファッションシステムをデザインする緊急性」
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講師プロフィール
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現在、コーチのサブブランドであるCoachtopiaに携わり、コンセプトから体系的なクローズド・ループ・システムのデザインまで、サーキュラー・ビジネスモデルの構築を支援している。また、ファッションビジネスに特化した教育機関であるLIMでは、未来のファッションを作っていく学生達や、ニューヨークのパーソンズスクールの未来のデザイナー達に、サステナビリティを教える非常勤講師としても活躍している。
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講義概要
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「サステナビリティは素材の話ではなくシステムの話である」。「サステナビリティはセールスポイントではなくシステムを見直すための問いである」。ファッションに限らず、地球上のあらゆるものづくりは、地球から素材を採取し、生産し、使用し、廃棄する、この直線的なシステムになっています。捨てるための物をつくる仕組みになっているということです。循環型のシステムとは、新しい素材の採取と、最終的な廃棄を極力減らすことです。そのためには、デザイナーと職人(ものづくりに携わる人)がより近く、対話しながらすでにあるものを最大限活かしていく、あるいは消費者とデザイナーとの対話によって、一着がより長く愛されるようにしていく、とにかく””対話””がキーになるという視点を頂きました。
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学びとなったポイント
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受講したセミファイナリストと昨年の受賞者の学びとなったポイントの一部をご紹介します。
講義中の「物の重量が地球上の生命を上回っている」という事実に衝撃を受けたという感想が、多くの参加者から寄せられました。
さらに、「ファッションが『ものを捨てるためにものを作っているシステム』になっている」話に深く共感した方は、「『エコな素材を使えば良い』ではなく、システム自体の見直しが“作って終わりのファッション”から脱却するために必須である」という視点を得たようです。「服の設計以前にシステムの設計を重要視する製作方法にトライしてみたい」と今後の意欲にもつながったようです。
他にもシステム全体を考えるという視点に感銘を受けた方がいました。これまでは、「主に原材料に注目」していて、「生分解性かどうか、倫理的に調達されているかどうか、特定のコミュニティにとって有益かどうか」ということに興味を持っていたとのことでした。今後は「服の循環型システムを構築すること」を課題としてあげ、「コンセプトがしっかりしているか、シルエットやフィットのバランスが取れているかということだけではなく、衣服の寿命や、パターンやデザインの寿命がきたときに再利用できるかどうかということも考慮すること」を考えていきたいとのことです。皆さんのデザインへの新たなアプローチがどのようになるのか楽しみですね。
そして、「消費行動は20年で劇的に変化したが、サプライチェーンはほとんど変わっていない」という話が心に残ったと振り返る方もいました。これまで意識していなかった視点であり、「労働搾取を引き起こす大きな原因の一つだろうと感じ、この点を視野に入れて解決方法を発想したい」と感じたそうです。そこから、「購入者に自身で補修をしてもらうことで商品を長く使用してもらい、同時に使用者は自身で手間をかけることで愛着も湧き、リペア・リメイクを身近にし、習慣化させることで他社の製品に対する向き合い方にまで影響を与えられる」のではないかと考察していました。
「人の寿命を超えて長持ちするプロダクトや、素材・デザインが優れた名作であれば、時間が経っても価値が衰えない」と考えている方は、「ここ数十年の出来事にだけ対応するだけではなく、<数百年単位で人々に求められるものは何か>」ということを深掘りしていきたいと感じた講義だったようです。
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今後も、各講義の概要や、そこからセミファイナリストの皆さんが学んだことをご紹介していきます。
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