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Lecture 9:「サーキュラーファッションにおける“Little Parts. Big Difference.”」を実施しました

Lecture 9:「サーキュラーファッションにおける“Little Parts. Big Difference.”」を実施しました

Lecture 9を実施しましたので、講義の一部と、セミファイナリストの皆さんが学んだこと/新たに気づいた視点などをご紹介します。

講師/テーマ

 

講師:千田 透真(YKK株式会社 サステナビリティ推進室/マネージャー サーキュラリティースペシャリスト)

テーマ:「サーキュラーファッションにおける“Little Parts. Big Difference.”」

講義概要

 

「Little Parts. Big Difference.」をテーマに、ファスナーなどの小さな部品が循環型ファッションに果たす大きな役割が紹介されました。YKK社の歴史やグローバルな事業展開に触れつつ、循環経済を実現するための3本柱として「環境配慮設計」「リユース」「リサイクル」を提示。

リサイクル素材「Natulon」や植物由来の「GreenRise」、有害物質を使わないめっき技術「AcroPlating」、水をほとんど使わない「Eco-dye」などの取り組みが紹介されました。

さらに、耐久性や修繕可能性を高める開発や、分解しやすいジッパーやリベットの設計により、リサイクル効率を向上させる実例も示されました。

最後に創業者の理念「善の巡環」に基づき、他者への利益が自らにも返るという精神が循環型社会の基盤であることが語られました。

学びとなったポイント

 

受講したセミファイナリストと昨年の受賞者の学びとなったポイントの一部をご紹介します。

 

 

「特に『善の巡環』という企業理念が印象に残りました。『他人の利益を図らずして自らの繁栄はない』という考え方のもと、環境負荷の低減やリサイクルの仕組み、長寿命設計など、消費者・環境・企業が共に利益を享受できるサイクルを作ろうとしている姿勢に強い共感を覚えました。」

 

 

「環境配慮にするとコストがかかったり、長持ちするものを作れば作るほど目先に利益は出ないはずなのに、そこを企業として取り組む姿勢はすごいなと思った。」

 

 

「この講義で、サーキュラリティはデザインの段階から始まるんだとすごく実感しました。素材の選び方や、修理・リサイクルを考えた設計が、製品の環境への影響のほとんどを決めるんだなって思いました。」

 

 

「私のプロジェクトでも、最初から耐久性があって、修理できて、リサイクルもしやすいデザインを考えて、製品のライフ全体を意識したものを作りたいなと思いました。」

 

 

受講者からは、千田氏の講義を通じて「ファスナーやリベットといった副資材が修理・廃棄の分岐点となる」という気づきや、「デザイン段階で製品ライフの90%が決まる」という言葉が強く印象に残ったとの声が寄せられました。ジッパーやリベットを容易に取り外せる設計、リペア可能な仕組みづくりなど、循環型デザインの具体的なアプローチは大きな刺激となり、自身の制作にも応用したいとの意見が多く見られました。

 

また「他人の利益を図らずして自らの繁栄はない」というYKKの理念に共感し、資材を単なる材料ではなく物語や持続可能性を宿す存在として捉える視点が広がったという感想もありました。

 

本講義は、大企業が示す責任あるものづくりの姿勢を知るとともに、デザインの社会的役割を再考する契機となったようです。

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今後も、各講義の概要や、セミファイナリストの皆さんが学んだことをご紹介していきます。

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